[開開拓資料] 8.18 コロボックルについて
8月18日に北海道大学内に復元したサクシュコト二川を舞台に、
ダンサーのikuraさんが、「森で精霊を見つけます」をあずけた安倍さんのとくいと、泉佳澄さんの「よつばのクローバー」のとくいをひきだし、「コロボックルを探していっしょにおどろう!!」というイベント開催。
●自然を翻訳する人と自然と踊る人
安倍さんは欧米式の自然との関わり方を学んだ方でネイチャーインタープリターとして活動しています。自然を他者として捉え、分かりやすく参加者へ言語や活動を通して伝える仕事です。
また、ikuraさんは即興ダンサーで、自然を他者としではなく、自らも自然の一部として存在することで、場や自分も調和したものとして表現する方です。
この二人の表現者が、対極の視点をもちつつ同じ対象とかかわること自体が、近代化を経て私達の自然との関わり方が複雑になってきていることを表しているようです。
このように、札幌という急激な開拓がはじまった場所では、対極の目で自然と関わろうとする姿勢を通して、見えないもの「精霊」をいかにみるかという文化活動が盛んになっています。
●「コロボックルを探して一緒におどろう」当日の記録
まずは四ツ葉のクローバー探し。泉家、すでにはじまる前に2つみつけていました!
ダンサーのikuraさん登場です!口ではいっさい話さずダンスの言葉でお話します。
次の場所は、アイヌが罠をしかけて遡上してきた鮭を捕えていた跡にやってきました。
なにやらikuraさんが急に丸くなってしまいました。
どひゃー
どうやらikuraさんは、いくらから鮭に成長した踊りを踊っているようです。
その後ikuraさん、大きな木の前にずっと持っていた神様のお守りを静かに祀りはじめました。
ikuraさんとお別れのおどりだったのでしょうか。安倍さんが二つにおおきく分かれた木の前にみんなを呼び、
ここをくぐると精霊の世界から元の世界に戻ると案内します。
向こう側の精霊の世界でずっとikuraさんは手をふっていてくれました。ikuraさんありがとう!
そしてナビゲーターの安倍さん、四ツ葉のクローバー探しの達人の泉さんもありがとうございました。